人革速報

新人間革命での池田先生のご指導に学ぶブログです。

新人間革命 雌伏(19)|2017年4月15日

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 長野研修道場には、三台の撮影台が設置されていた。
 午後一時前、山本伸一は、「さあ、戦いの開始だ!」と峯子に言うと、ポロシャツ姿で皆の待っている研修道場の前庭に飛び出していった。
 「お待ちしていました。ようこそおいでくださいました。二十一世紀への新しい出発をしましょう!」
 参加者から歓声があがった。額に深い皺が刻まれた老婦人が、目を潤ませて語った。
 「先生! 新聞でも先生のお姿を拝見できないものですから、心配で、心配で、寂しくて、ずーっと祈ってきました。でも、お元気なので安心しました。嬉しいです」
 伸一は、この老婦人を抱きかかえるようにして、励ましの言葉をかけた。
 「おばあちゃん、ありがとう! 
 私は、この通り元気ですよ。おばあちゃんがお元気ならば、私も元気です。私も、おばあちゃんのお顔を心に焼き付けて、毎日、お題目を送ります。だから、私たちは、いつも一緒ですよ。来世も一緒です。
 うんと長生きしてください。ますます元気で、もっと、もっと幸せになってください。それ自体が、広宣流布の力になります。同志の希望になります」
 八十代半ばだという、別の老婦人には、力強く、こう語った。
 「百歳まで生き抜いてください。いや、二十一世紀まで生きて、広宣流布の未来を見届けてください。学会は、さらに大発展します。世界に大きく広がります。私は今、そのための戦いを開始したんです」
 また、壮年には断固たる口調で宣言した。
 「学会の正義は、必ずや明確になります。まだ、宗門僧による理不尽な攻撃や、一部の週刊誌による無責任な批判が続いていますが、そんなことで心が揺らげば、必ず後悔します。日蓮大聖人の仰せのままに広宣流布してきたのは学会しかありません。この厳たる事実を絶対に見失わないことです。戦おう!」

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