新人間革命に学ぶ

新人間革命での池田先生のご指導に学ぶブログです。

新人間革命 大山 の章

新人間革命 大山(38)|2017年2月16日

四月二十四日午前十時、東京・新宿文化会館で県長会が開催された。同会館は、信濃町の学会本部、聖教新聞社からも、徒歩十分ほどのところにある。統一地方選挙の支援活動を大勝利で終え、全国から集ってきた参加者の表情は晴れやかであった。 まだ、会場に山…

新人間革命 大山(37)|2017年2月15日

偉業は、継続のなかにある。真の大業は、何代もの後継の人があってこそ、成就するものだ。 山本伸一は、さらに所感で述べていった。 「ここで大事なことは、広宣流布は、不断の永続革命であるがゆえに、後に続く人びとに、どのように、この松明を継承させて…

新人間革命 大山(36)|2017年2月14日

新人間革命 大山36 山本伸一は、人類の危機が現実化しつつあるなかで、地涌の菩薩の連帯は世界九十数カ国に広がり、日蓮仏法が唯一の希望となっていることに言及し、未来への展望に触れた。 「いまだ世界にわたる平和と文化の実現は、緒についたばかりの段階…

新人間革命 大山(35)|2017年2月11日

山本伸一は、四月二十四日付の「聖教新聞」一面に所感「『七つの鐘』終了に当たって」と題する一文を発表した。 これは、学会の首脳幹部と検討して、決まったことであった。 彼は、学会が目標としてきた「七つの鐘」の終了にあたり、苦楽を分かち合って戦っ…

新人間革命 大山(34)|2017年2月10日

四月二十二日、山本伸一は総本山に足を運んだ。日達法主と面会するためである。 うららかな午後であった。澄んだ空に、富士が堂々とそびえていた。雪を被った頂の近くに雲が浮かんでいる。山頂は、風雪なのかもしれない。しかし、微動だにせぬ富士の雄姿に、…

新人間革命 大山(33)|2017年2月9日

山本伸一は、今こそ、平和の礎となる、仏法から発する生命の尊厳と平等の哲理を世界に伝え、広め、二十一世紀の時代精神としなければならないと決意していた。 彼は、「聖教新聞」の創刊二十八周年にあたる四月二十日には、インドの新聞「インディアン・エク…

新人間革命 大山(32)|2017年2月8日

山本伸一とキッシンジャーは、庭を散策したあと、応接室で語り合った。 キッシンジャーは、自身の回想録が、間もなく発刊の予定であることを伝えた。 「ここに書かれた内容は外交政策についてであり、私の行ったことです。私の人生についてのものではありま…

新人間革命 大山(31)|2017年2月7日

創価学会は、日蓮大聖人の御遺命である広宣流布を成就するために出現した、地涌の菩薩の集いである。ゆえに、初代会長の牧口常三郎も、第二代会長の戸田城聖も、万人の幸福の実現に思いを馳せ、死身弘法の決意で、広宣流布の道を切り開いてきた。 われらもま…

新人間革命 大山(30)|2017年2月6日

神奈川文化会館の開館記念勤行会は、十四日、昼夜二回にわたって、同志の喜びのなか盛大に行われた。山本伸一は、いずれの勤行会にも出席し、これまでの皆の労苦に最大の感謝の意を込め、全力で励ましを送った。 席上、彼は、初めて神奈川県横浜市の座談会に…

新人間革命 大山(29)|2017年2月4日

迎賓館で鄧穎超と会見した翌日の四月十三日午後、山本伸一は、東京・新宿区内で、松下電器産業(後のパナソニック)の創業者である松下幸之助と懇談した。 深い交友を重ねてきた松下翁にも、会長を辞任する意向であることを伝えておかなくてはと思った。 「…

新人間革命 大山(28)|2017年2月3日

山本伸一は当初、一九八九年(平成元年)九月に中国を訪問し、建国四十周年の関連行事に出席する予定であった。しかし、諸情勢から延期を余儀なくされた。彼は代理を立て、鄧穎超あてに、明春には必ず訪問する旨の伝言を託した。また、周夫妻の等身大の肖像…

新人間革命 大山(27)|2017年2月2日

鄧穎超は、念を押すように言った。 「一歩も引いてはいけません!」 彼女の顔に笑みが戻った。 「前も敵、後ろも敵」という断崖絶壁のなかで、何十年もの間、戦い続けてきた人の言は重たかった。進退は自分が決めることではあるが、山本伸一にとっては、真心…

新人間革命 大山(26)|2017年2月1日

山本伸一は、一冊のアルバムを用意していた。そこには、故・周恩来総理の日本への思いに応えたいと創価大学に植えた「周桜」、全青連の青年たちと記念植樹した周恩来桜と鄧穎超桜の「周夫婦桜」、創価大学に学ぶ中国人留学生の写真などが収められていた。 伸…

新人間革命 大山(25)|2017年1月31日

山本伸一が中国の留学生と友誼の糸を紡いだ前日の四月八日、故・周恩来総理の夫人で、中国の全国人民代表大会(略称・全人代)常務委員会副委員長である鄧穎超が来日した。彼女は衆参両院議長の招待で、全人代代表団の団長として日本を訪問したのである。 九…

新人間革命 大山(24)|2017年1月30日

山本伸一は、中国の留学生たちに言った。 「皆さんの入学を記念して、一緒に写真を撮りましょう」 彼は、四人の留学生、引率してきた在日中国大使館の関係者と共にカメラに納まった。そして、皆と握手を交わし、語らいながら歩き始めた。 「これからは、ここ…

新人間革命 大山(23)|2017年1月28日

四月九日は、創価大学の第九回入学式であった。快晴の空のもと、正午から始まった式典に出席した創立者・山本伸一は、人生における学問の意味に触れ、“謙虚な学問探究の姿勢を貫いて、悔いなき四年間を”とスピーチし、若き知性の前途を祝福した。 そのなかで…

新人間革命 大山(22)|2017年1月27日

山本伸一は、全青連代表団の団長を務めた高占祥より七歳年長であった。伸一は彼を“若き友人”として尊敬し、日本で結ばれた二人の友情は色あせることはなかった。 日中国交正常化二十周年にあたる一九九二年(平成四年)の錦秋、伸一は第八次訪中を果たす。そ…

新人間革命 大山(21)|2017年1月26日

山本伸一は、先頭に立って、全青連のメンバーを案内した。 「周桜」から数十メートルほどのところに植えられた、二本の桜の前に土が盛ってあった。木の高さは四メートルほどあり、淡いピンクの花をつけていた。向かって左側が「周恩来桜」、右側が「鄧穎超桜…

新人間革命 大山(20)|2017年1月25日

「你好(こんにちは)! ようこそいらっしゃいました!」 山本伸一は両手を広げ、人民服に身を包んだ全青連代表団の高占祥団長の肩を抱き、そしてメンバー一人ひとりと握手を交わした。 「私たちは、中日友好の橋を架けてくださった山本先生とお会いできるこ…

新人間革命 大山(19)|2017年1月24日

山本伸一をはじめ、弟子たちの道理を尽くした真摯な説得の結果、宗会議員の多くは考えを改め、戸田城聖を処分するという決議の撤回に同意した。また、法主の水谷日昇は、この宗会決議を採用しなかったのである。 笠原事件を乗り越えた学会の、師弟の魂の結合…

新人間革命 大山(18)|2017年1月23日

山本伸一は、一九五二年(昭和二十七年)四月、日蓮大聖人の宗旨建立七百年慶祝記念大法会の折の出来事を思った。 ――学会の青年たちが、僧籍を?奪されているはずの笠原慈行を総本山で発見した。 笠原は、戦時中、時局に便乗して神本仏迹論の邪義を唱え、保身…

新人間革命 大山(17)|2017年1月21日

戸田城聖は、弟子たちに、「第三代会長を守れ! 絶対に一生涯守れ! そうすれば、必ず広宣流布できる」と遺言していた。ここに、常勝の道を開く団結の要諦がある。 山本伸一は、自分を守ってもらいたいなどという気持ちはなかった。しかし、恩師が広宣流布の…

新人間革命 大山(16)|2017年1月20日

山本伸一は、首脳幹部の一人ひとりに視線を注いだ。皆、眉間に皺を寄せ、口を開こうとはしなかった。長い沈黙が続いた。 伸一が、一人の幹部に意見を求めると、つぶやくように語った。 「時の流れは逆らえません……」 なんと臆した心か――胸に痛みが走った。 …

新人間革命 大山(15)|2017年1月19日

四月四日の夜、宗門と学会の窓口になっていた山脇友政から、青年部長の野村勇に電話が入った。宗門の現況について、どうしても知らせておきたいことがあるというのだ。 野村は、理事長の十条潔と共に山脇と会って話を聞いた。山脇は、さも困ったかのような顔…

新人間革命 大山(14)|2017年1月18日

翌四月三日午後、山本伸一は、聖教新聞社の販売店主会に出席した。 学会を大波が襲うなかにあっても、彼の戦いはとどまることはなかった。 伸一は、尊き使命の友が人生の堂々たる勝利者になることを念じて、力強く訴えた。 「販売店の皆さんは、夜明け前から…

新人間革命 大山(13)|2017年1月17日

山本伸一には、以前から考えてきたことがあった。それは、会長の交代であった。 一人の人間が長期間にわたって責任を担っていたのでは、人材は育ちにくい。令法久住のためにも、早く後継の流れをつくっておきたいというのが、彼の願いであった。 会長就任十…

新人間革命 大山(12)|2017年1月16日

山本伸一は、創価の正義の大道を見つめ、そして足下の喫緊の課題に視線を移した。 “今、何よりも優先しなくてはならないのは、僧たちの非道な攻撃をやめさせ、会員を守ることだ。これまで学会が、何度も、さまざまな宗門の要求を聞き入れ、譲歩を重ねてきた…

新人間革命 大山(11)|2017年1月14日

日蓮大聖人は、皆が等しく仏の生命を具えていることを明かされ、万人に成仏の道、すなわち絶対的幸福境涯の確立の道を示された。つまり、「生命の尊厳」と「人間の平等」の根幹をなす法理を説かれたのである。ゆえに、真実の仏法は、人類の平和建設の基をな…

新人間革命 大山(10)|2017年1月13日

戸田城聖への追善の唱題のなか、山本伸一の瞼に、自分を見つめる恩師の顔がありありと浮かんだ。 師の声が耳朶に響いた。 「伸一、頼むぞ! 世界の広宣流布を。恐れるな! 堂々と使命の大道を征け!」 胸に勇気が湧いた。力が全身にたぎるのを覚えた。 “私は…

新人間革命 大山(9)|2017年1月12日

鮫島源治は学会の副会長であることから、追及の矛先は会長の山本伸一に向けられた。 宗門僧は、喧伝した。 「鮫島発言に明らかなように、学会も、山本会長も、なんの反省もしていない」 「宗門を誠心誠意、外護する気持ちなど、全くなかったのだ!」 学会側…