新人間革命に学ぶ

新人間革命での池田先生のご指導に学ぶブログです。

新人間革命 雄飛(35)|2017年7月26日

【楽天ブックスの電子書籍】新・人間革命をスマホで読む

f:id:akkai005:20170817141025j:plain

 五月九日、愛知県名古屋市の中部文化会館は、朝から長蛇の列が続いた。
 「支部長、婦人部長の勤行会を行おう。しかし、役職に関係なく、来たい方には皆、声をかけてください。自由勤行会です!」
 同志は、欣喜雀躍して中部文化会館をめざした。会館は、勤行会の会場となった広間だけでなく、会議室や応接室も人であふれた。
 勤行会は、午前中に五回ほど行われた。伸一は喉を痛めたが、一緒に勤行し、激励を続けた。彼の腕をつかみ、手を握り、目に涙を浮かべて喜ぶ同志の顔を見ると、とてもわが身をいたわることなどできなかった。
 一年前、会長辞任が発表されると、中部の同志からも、数多くの手紙や電報が届いた。

彼は、そうした方々に心から御礼を述べ、共に新しい前進を開始したかったのである。
 伸一は、勤行会での指導を終えると、会議室やロビー、場外を回って参加者に声をかけ、握手し、記念撮影を繰り返した。
 午後の勤行会も五回、六回と回を重ねていった。午後十時を過ぎても、屋外に人が待機していた。伸一は、すかさず激励に走った。
 「先生!」と声があがる。彼は、「しーっ、静かにね。もう夜も遅いから」と近隣を気遣い、皆を制しながら笑顔で包み込んでいく。すべてが終わったのは午後十一時近かった。
 中部では、岐阜にも足を延ばした。
 十一日、五月晴れの空が広がっていた。
 伸一は、岐阜市の功労者宅を訪問し、岐阜文化会館での岐阜支部結成二十周年の支部長会に出席した。二階のロビーで、娘と共に参加していた、数え年百歳の老婦人と対話を交わした。岐阜市でいちばんの長寿者とのことであった。草創の時代の入会であり、唱題が最高の楽しみであるという。
 「お会いしに来ましたよ。日本の宝です。学会の宝です。いついつまでもお元気で!」
 この日が「母の日」であることから、お祝いにカーネーションの花束を贈り、一緒にカメラに納まった。高齢ながら、共に広布に立とうという姿に、彼は仏を見る思いがした。